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    去年(平成23年)に11月からスタートしてようやく完成。

    実はこれは開店当初からの気がかり。
    店ではご飯を釜戸で炊くため、その煙が店じゅうにもうもうと。

    釜戸01

    釜戸02

    移築前の古民家のままに、天井に煤竹を編んで屋根裏から換気口へ煙が抜ける予定だったけど、

    釜戸12

    釜戸13

    屋根が茅葺じゃないのでなかなか屋根裏から外へと煙が抜けてくれない。
    その上、2階を作ったのにこの煙のせいで煤だらけ。

    釜戸03

    釜戸04

    部屋として使い物にならない事も苦になっていた。
    それにお金がかかることも一つだけど、狭い天井裏で体の自由が利かず、
    周り全てまっ黒けの煤の中での作業が一番の苦に思っていたのが
    これまで我慢してきた原因。

    釜戸05

    釜戸06

    ともかく暑い夏が過ぎたらやろうと思っていたのでようやくふんぎりがついた。
    ただお金をかけ、苦労してその結果うまく吸いだしてくれるか?
    この懸念はいつもあるものの、
    とりあえず今よりましにはなるだろうと考えてスタートした。

    まず図面は去年に完成していたし、機械類も全て決定済みだったので、
    これらを注文して補足材の準備から。

    作業をするのに店の休みの日でないとかかれないため、
    できるだけ作業時間を縮めることに神経を使った。
    作業は天井の煙抜きの竹に全面蓋をして

    釜戸07

    直径15センチの穴2か所を開け、ダクト(蛇腹のパイプ)でそれを1箇所にまとめ
    直径20センチのダクトに変え斜流ダクトファンで吸い込んで外部へ。
    (これでうまく煙を吸ってくれるか不安だったけど、これ以上大きなファンを取り付けるスペースがないので決行)
    10日ほどで完成。いざご飯を炊いてみた。案の定能力不足。
    苦労の割に得るものが少なすぎた。天井に蓋をしているためよけいに煙が充満。
    今まで通り結局玄関と勝手口を開けて煙を抜くしかなかった。
    でもせっかくここまでやったのにあきらめきれず、もう一台ファンをつける事にした。

    天井の穴を20センチに変え、一カ所の穴を1台のファンで吸うことにした。
    無駄が多少出るがこれが素人というものだ。
    本来なら釜戸の上に煙を集めるフードを取付け、
    風量計算して機械を決め工事に入るんだけど、
    機能より見た目を重視したのと金額の問題からすべて自分なりにやってしまっている結果。
    これは覚悟の上なので納得済み。

    一部取り付けた部品を取り外し、吸い込み穴を15センチから20センチに変えてダクトを取り換え、
    外部の吹き出し口の穴をもう1カ所開け結果2か所に。

    釜戸15

    更にもう一台ファンを取り付けてこれにダクトを接続。
    電気の結線して完成。

    釜戸08

    釜戸09

    釜戸10

    釜戸11

    書けばこれだけなのに、屋根裏へ入る度に頭から足元まで煤でまっ黒け。
    作業をするのにつなぎの防護服みたいなのを着て、ゴム手袋をしての作業。
    その上作業場所が狭いうえに足元が天井なので踏み外すわけにいかなく、
    体の自由が利かないから作業効率が悪く、肉体的にも精神的にもまいってしまう。

    その後ご飯炊きで試した結果、完璧とまでいかないけどそこそこ煙を吸ってくれたし、
    2階にはあまり煙が行ってないので使えそうだ。
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